CVL for Linux !?

仮想マシンついでにこっちもやってみました。

材料

VMWare Player(VMware社からダウンロード)
ubuntu 8.04 LTSのVMWare仮想マシン(ubuntu Japanese teamサイトからダウンロード)
・CVL7.0CR13 (linux専用版。残念ながら非売品)

作り方

  1. ubuntu 8.04をVMWare Playerで起動する
  2. ubuntuをアップデートして10.04 LTSに更新
  3. VMWare Toolをインストール
  4. CVLをインストール
    インストーラーがあるわけでは無いのでアーカイブを解凍して、環境をマニュアルでいろいろ設定します
  5. USBドングル(CVL用)のドライバのインストール
  6. USBドングルを仮想マシンに接続

インストール後はこのようなファイル構成です。

動作環境

OS
  • 32bit linux
  • kernel 2.6.26以降 Ubuntu 10.04LTS Debian GNU/Linux6.0以降
  • X11のサポート(Header, Lib libx11-dev, libxext-dev パッケージ)
開発環境
  • gcc 4.3
  • g++ 4.3
  • make

機能

  • 画像取込はGigEのみサポート
  • すべてのフレームグラバは非サポート
  • FireWireは非サポート
  • AIKは非サポート
  • ccDisplayConsole, ccWin32Displayは非サポート
    X用のccXWinDisplayが代わりに使えるけどオーバーレイグラフィックスが非サポートなど一部機能制限がある
  • 画像処理機能はWindows版と同等

サンプルを動かしてみる

CVLのインストールディレクトリ以下にsampleディレクトリがあり、その中にいくつかサンプルがありました。
サンプルを動かすにはコンソールで make run でビルドして実行されます。

Displayのサンプル


左側のウィンドウがディスプレーです。インタラクティブグラフィックス(ちょっと色が暗くて見にくいですが)をマウスでいじれました

Blobのサンプル


ブロブの実行結果です。WindowsのCVLのブロブと使い方は全く同じでした。

まとめ

Linux版といってもソースコードはDisplay以外同じなので拍子抜けでした。ただ、Linux(というかunix)をいじるのはほとんど20年ぶりなので、すっかり忘れている上に、勝手が違っていて、そちらの方に驚きました。昔いじっていたのはSony news。。。古っ!