2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

新兵器第2弾 今度はお絵かき用

LifeTouch Noteで通勤電車内でのブログ原稿書きができるようになりました。 慣れてきてもやっぱりキーボードが少し小さくてタッチミスが多いのと、アルファベットと日本語入力の切り替えのキーコンビネーションが押しにくくてすごく面倒なのは欠点ですが、ま…

GigE Visionカメラの帯域制限の計算方法

GigE Visionカメラでみなさんが恐れているのは画像取り込み失敗だと思います。画像取り込み失敗が起こる原因は「画像データのパケットの喪失」です。 では、パケットはどこでなくなってしまうのでしょう?一般的なネットワークの構成でパケットをロストする…

はまりがちなGigE Visionカメラの落とし穴

GigE Visionカメラは値段も安くて、高速で使い勝手のいいカメラです。 ただ、イーサネットを使うということで、使い慣れていることもあって気楽に評価してうまくいっていないケースを耳にします。 せっかく使いやすいカメラなので、はまらずに使うためのポイ…

ポストアナログ時代のデジタルインターフェース選び

テレビ放送もアナログからデジタルになりました。画像処理で使うカメラもそろそろアナログからデジタルに移行する時期がきています。 実は日本以外では、すでに少し前からデジタルへの移行ちゃくちゃくと進んでいます。 テレビならば、地デジを選ぶだけです…

GigE Visionカラーカメラのホワイトバランスの設定方法

カラーカメラは、ホワイトバランスを調整してから使う必要があります。 GigE Visionカラーカメラ(Basler aceシリーズ)のホワイトバランスの調整方法を紹介します。 この記事では、Basler acA1300-30gcを使います。カメラによってパラメタの値の範囲や、プ…

最近のPCは高速なのか?

最近Core2QuadとCorei7のPCの比較をしていくつか興味深い現象がありました。 Corei7には、SpeedStep、TurboBoost、HyperThreadingなど処理を効率化化する様々なテクノロジが搭載されていますが、画像処理のような画像取り込み直後に瞬間的に負荷がかかる状…

失敗しないカラーカメラ選び

ここの所カラーネタが続いたのでカメラ選びの注意点をいくつか書きます。 モノクロと同じ解像度を期待してはだめです 多くのカラーのエリアカメラでは、撮像素子(CCD、CMOS)にカラーフィルタをかぶせてカラー画像を作っています。 通常はBeyer(ベイヤー)…

カラー画像を使った不思議な現象

前回はColorExtractorツールを使って色抽出により欠陥検査をしました。 今回も同じサンプルを使って、別の方法で欠陥検出してみます。 この動画では、最初が普通のカラー画像、次は単純にモノクロに変換、最後がちょっと変わった変換です。 3枚目ではきれい…

カラーで簡単欠陥検査

一週間の夏休み明けでまだぼぉーっとしていて本調子ではありませんが、このブログも今日から再開です。最近デジタルのI/Fを使ったカメラ、特にGigE Visionカメラを使うことで手軽にカラー画像の取り込みを利用できるようになりました。 カラーカメラ特有の注…

そんなに頑張って読まなくても、、、1DMaxの面白動画

たまには息抜きでこんな面白動画でも。 以前の記事で紹介したCognexTV(Youtube)に変な?動画が投稿されました。どちらもDataMan500というCVLともVisionProとも違う製品です。この高速な読み取り性能はDataMan500のハードウェアに依存するのですが、あれだけ…

PatInspectの正規化手法の特徴

PatInspectで利用できる7種類の正規化(1つは何も処理をしないので正しくは6種類)について説明します。 なるべくわかりやすい画像や欠陥と思ったのですが、なかなか思ったようにいきませんでした。正規化アルゴリズムの後ろに書いてある(軽)や(重)は処…

いまさら聞けない?PatInspectのコツ

PatInspectは良品画像と検査画像を比較して不良品を検出するツールです。 PatInspectの3大特徴 単純な画像差分ではない 良品のばらつきを考慮した欠陥抽出ができる 検査画像の明暗が変化しても安定した欠陥抽出ができる PatInspectの3大特徴を詳しく説明し…

PatMaxってやっぱりすごい

PatMaxのすごさを簡単に体感できるジョブをVisionProで作ってみましょう。 ワークが回転しても、大きくなっても、小さくなっても、いつでも同じ位置に同じ大きさで表示するジョブを作ります。これが完成品です。左端のウィンドウが取り込み画像です。 ワーク…

QuickBuildで簡単な四則演算をする方法

QuickBuildを使っていると、とあるツールの出力する数値を加工したい場合がよくあります。 複数の値の平均をとったり、単純に係数をかけたり。 はたまたQuickBuild内で使う定数、変数を定義したいこともあります。電卓ツールや変数ツールがあればいいのです…

どっちがお得? 3x3とNxMフィルタ

VisionPro/CVLに後から追加されたNxMフィルタがあります。 N=M=3で使用すると、3x3フィルタとして使えるのですが、どっちを使ったらいいのか結構悩みます。 かぶっているフィルタの種類は? グレーモフォロジ メディアン 畳み込み(Convolution) この3種類が…

自動マルチコア対応を忘れずにON!

この機能により、ツールの処理が自動的に搭載されているコアの数に合わせて並列処理されて高速化されます。 せっかくの機能ですが、デフォルトはOFFです。副作用はありませんから、必ずONにして使ってください。 プログラムは何も変更する必要はありません。…

画像取り込みのインターフェースとPCのバスの帯域データ

画像取り込みのインターフェースが長い間様々な規格が併用されています。 アナログ IEEE1394a/b DCAN GigE Vision CameraLink いま日本でよく使われているのはこのあたりだと思います。 それぞれのインターフェースの帯域とPCのバスの帯域をまとめました。 C…

CNLサーチを骨までしゃぶる

CNLサーチは登場してから20年以上近くたちますがまだまだ現役の大変優れたアルゴリズムです。1990年ごろに初めてCNLサーチを見たときは感動しました。これはすごい!と。 そしてCNLサーチを使った製品の開発に携わるようになり今に至ります。 CNLサーチは私…

新兵器届きました

新兵器届きましたハコから出してみて、う〓ん想像よりずっしり重い。。。 で、噂のキーボードをさわってみて、やばい、、、 タッチタイプは結構練習しないと厳しそう。指がそれほどでかいとも思わないけど、どうしても隣のキーをさわってしまって思うように…

使いやすいスコアの作り方 実践編

PatMaxとSearchMaxを組み合わせる方法をご紹介したところ結構好感触だったので調子にのって実践編をご紹介します。以前の記事「使いやすいスコアの作り方 PatMax+SearchMax(RSI)を組み合わせる」はこちら。VisionProのQuickBuildの画面で説明しますが、CVL…

PatMaxを100倍スピードアップする方法!?

すみません。100倍は言い過ぎました。今回の実験でも最大で75倍でした。 あんまり引っ張ってもなんですので、種明かしをします。 やっていることは、「使わなきゃ損するPatMaxを使いこなす3つのコツ」この記事に書いてある「反復パターン」フラグを使用した…

PatMaxとPatQuickの違い

今回のお話は挙動から見ての考察です。アルゴリズムはヒミツなので本当のところは中の人でも一部の人しかわかりません。 速度よりも精度が優先される場合はPatMax 精度よりも速度が優先される場合はPatQuick おそらくこのように説明を受けていると思います。…

ブログ更新用に新兵器投入!! NEC Lifetouch NOTE

実は私事ながら通勤に往復5時間近くかかっているのです。 だからブログを更新する時間がなかなか取れなくて で、仕方ないので(もちろん言い訳!)新兵器の導入をすることにしました。日本電気 LifeTouch NOTE NA75W/1AR バーミリオンレッド LT-NA75W1AR出版…

見やすい画像 v.s. 使いやすい画像

画像処理はなんといっても取り込む画像が命です。 良い画像があれば画像処理はグッと楽になります。ただ、良い画像の定義は結構難しくて、目的によってかなりバリエーションがあります。 ここでは、おもにサーチに使う画像について一般的な良い画像について…