VisionPro 7.1提供開始!!

GigE Visionドライバーの改善

パフォーマンスドライバがどんなイーサネットコントローラでも利用できるようになりました
これまでは、Intel Pro/1000が必要でしたが、どのイーサネットコントローラでも対応できます。PCに標準で搭載されているイーサネットコントローラをGigE Vision用に利用できちゃうので、さらに低コストな提案もできます
パフォーマンスドライバのインストールがインストーラーから
これまでGigE Vision Configuration Toolでインストールしていましたが、VPro7.1のインストールと同時にインストールされます
Windowsの標準ドライバを使用することはできなくなりました
必ずパフォーマンスドライバが必要です
Jumboパケットの設定が必要になりました
これまでのパフォーマンスドライバでは不要でしたが、Windows標準ドライバを使う場合と同様にJumboパケットの設定が必要になります

その他の改善点

複数の開発環境がインストールされている場合はどの環境のツールボックスに登録するのか選択できるようになりました。

  • ResultAnalisysツールの文字列の操作が拡張されました
  • Windows 7 SP1がサポートされます
  • .NET Framework 4.0がサポートされます
  • NxMツールのモフォロジフィルタにuseOffsetImageプロパティーが追加されました

注意!useOffsetImageフラグ(VisionProのコントロールでは"Kernel Enabled")は常にオフで使用してください。ONにすると処理速度がかなり遅くなります。

動作環境

Visual Studio
サポートOS
  • XP Home and Professional 32-bit SP3
  • Windows 7 SP1 32-bit and 64-bit

英語、日本語、ドイツ語、韓国語、中国語

インストールの様子

VisionPro7.1本体のインストール
VisionProコントロールをVisualStudioへ登録
日本語ドキュメントのインストール
ライセンスセンターのインストール

新しいGigE Vision Configuration Tool

カメラやPCのイーサポートのIPアドレスの設定をすることが主目的のツールなのは変わりません。
違いは2点

Cognex GigE Configuration Tool


小さな[-]ボタンを押すと、Windowsの設定ダイアログが開きます。
現在日本語Windowsでは、イーサネットドライバのプロパティ設定ダイアログが開きません。
近いうちにこのアプリケーションだけ、ダウンロードで更新可能になる予定です。

イーサネットのプロパティ設定ダイアログ


自動で開かないので、デバイスマネージャ等から開きます。
このイーサネットボード(Intel Pro/1000GT)では、Jumboフレームの設定が行えます。
イーサネットボードもしくはそのドライバによってはJumboフレームの設定ができないものもあります。

イーサネット接続のプロパティ


VisionPro 7.1インストール後に、GigE Visionに不要な不要な項目は非選択になっていました。
「eBUS Universal Pro Driver」と「IPv4」のみ有効になっていればいいです。